リファレンス

[音階] [音階の日本語入力] [オクターブ] [音符・音長] [スタッカート・発音開始位置・発音終了位置] [休符] [連符] [調号] [テンポ・アッツェレランド・リタルダンド] [ボリューム] [エクスプレッション・クレッシェンド・デクレッシェンド] [ピッチ・ポルタメント] [リピート] [空白・注釈] [楽器] [和音・コード] [チャンネル] [進行時間リセット] [パーカッション] [パーカッションの日本語入力] [戻る] [上下] [パンポット] [コントロール・チェンジ] [システム・エクスクルーシブ] [基本オクターブ・音長・発音音長] [ループ] [変数] [範囲指定] [楽譜サイトへのリンク集] [プラグインについて]
(注) このリファレンスはMIDI音源にMicrosoft Wavetable GS SW Synthを使用していることを前提にしています。
テキスト作曲マシーンで生成されるMIDIファイルは冒頭部にGSリセットコマンドが挿入されており、ほとんどの音源でGSモードの音が出ると思いますが、音源によっては楽器・パーカッション・コントロールチェンジ等の内容が異なる場合があります。

音階

「音階」「オクターブ」「音符・音長」「スタッカート・発音音長」「和音・コードで鳴らす音を指定します。音階以外はすべて省略可能です。(むしろ必要な場合のみ指定します)
ド#レ#ファファ#ソ#ラ#
C0Cs0D0Ds0E0F0Fs0G0Gs0A0As0B0
C1Cs1D1Ds1E1F1Fs1G1Gs1A1As1B1
C2Cs2D2Ds2E2F2Fs2G2Gs2A2As2B2
C3Cs3D3Ds3E3F3Fs3G3Gs3A3As3B3
C4Cs4D4Ds4E4F4Fs4G4Gs4A4As4B4
CCsDDsEFFsGGsAAsB
C6Cs6D6Ds6E6F6Fs6G6Gs6A6As6B6
C7Cs7D7Ds7E7F7Fs7G7Gs7A7As7B7
C8Cs8D8Ds8E8F8Fs8G8Gs8A8As8B8
C9Cs9D9Ds9E9F9Fs9G9Gs9A9As9B9
C10Cs10D10Ds10E10F10Fs10G10



標準は色のついているオクターブ5になります。
シャープは「s」のほか「#」も使えます。
フラットは「f」のほか「b」も使えます。
ナチュラルは「n」を使用します(調号を指定した場合に使います)。
SAMPLE:M"CsC#DfDb"M  ド#とレb(全部同じ音)

アルファベット音階は必ず半角大文字で入力してください(シャープやフラットは必ず半角小文字で)
音階に全角カタカナを使うこともできます。詳しくは次の項目を参照してください。

音階の日本語入力

ドレミファソラシーといった全角文字で音階を入力することができます。
入力可能な全角文字は次の表のとおりです。
入力文字 ファ ーーー ーー ッッ
入力文字
変換される略字 C D E F G A B f w dh h e i R

SAMPLE:M"ソッファ#ッソッミー 休ッ ミッレッミッドー"M  この楽譜テキストはM"GeFseGeEhReEeDeEeCh"M と同じ意味になります。

オクターブ

C4 とか C6 のように入力すると オクターブを指定できます。
オクターブは省略すると5になります
(省略時のオクターブは「基本オクターブ・音長・発音音長」で設定することが可能です)

上下」を利用することでオクターブを相対指定することもできます。

音符・音長

音長はアルファベットの略字で指定するか、または「-」+音長で指定します。
音符記号略字音長
全音符w384
二分音符h192
四分音符q
(省略可)
96
八分音符e48
十六分音符i24
音符記号略字音長
付点全音符dw576
付点二分音符dh288
付点四分音符dq144
付点八分音符de72
付点十六分音符di36
音符記号略字音長
複付点全音符ddw672
複付点二分音符ddh336
複付点四分音符ddq168
複付点八分音符dde84
複付点十六分音符ddi42
音符記号略字音長
三連全音符tw256
三連二分音符th128
三連四分音符tq64
三連八分音符te32
三連十六分音符ti16
※ 三連符は一つの音長です。

音長は省略すると四分音符(長さ96)になります。
つまり「C」と「Cq」と「C-96」は同じ意味。
(省略時の音長は「基本オクターブ・基本音長」で設定することが可能です)

SAMPLE:M"C Cq C-96"M(全部同じ長さ)

スタッカート・発音開始位置・発音終了位置

スタッカートは「..」で指定します。
.の数でスタッカートの強さを指定できます。
略字名称発音する音長
.メゾスタッカート音長の75%
..スタッカート音長の50%
...スタッカティシモ音長の25%
....スタッカティシシモ音長の12.5%

SAMPLE:M"P64 CCC.C.C..C..C...C...C....C....CC"M
SAMPLE:MT150 Z P56 Cs6eB5 AqABeAGsA Bq..Cs6..B5.."M

「.」+数値のように指定することで、発音終了位置を微調整することができます。
数値にはマイナスの数値も指定できます。
(省略時は「.0」を指定したのと同じことになります。省略時の発音終了位置は「基本オクターブ・音長・発音音長」で設定することが可能です)

SAMPLE:M"P64C.192E.96G"M このように音符の長さを超えて音を出すことができます。スラーっぽい効果を出したり、徐々に音が増える和音を表現できます。

SAMPLE:M"T240 P16 CDEFG C.-10D.-10E.-10F.-10G.-10 C.-20D.-20E.-20F.-20G.-20"M このように発音終了位置を短くすることでノンレガートな演奏を表現することができます。

「,」+数値のように指定することで、発音開始位置を微調整することができます。
数値にはマイナスの数値も指定できます。
これにより生演奏に近い微妙な表情を出すことができます。
また、和音と組み合わせてアルペジオを表現することができます。

SAMPLE:M"@[CE,15G,30]"M


休符

休符は「R」で指定します。
音長は通常の音符と同様に指定します。
(例:「Rh」 … 二分休符  「R」 … 四分休符 「Rw」 … 全休符 など。「R-32」のような数値指定も可)

SAMPLE:M"DFGhGAsAFAsC6Ash Rw AhGAGhFhDw"M

連符

連符は「{ }」+音長で指定します。
音長は通常の音符と同様に指定します。省略時はq=四分音符の長さになります。
{}の中の音符、R(休符)、S(戻る)の音長を自動的に調整して、全体として指定した音長になるようにします。
これにより、五連符や七連符などを表現したり、またトリルやグリッサンドを表現することができます。

SAMPLE:M"CC{CCC}CC DD{DhRD}hDD CC{CCCCC}hCC"M
SAMPLE:M"{(CD)12}hE"M トリルの例
SAMPLE:M"{C4(Ur1C4)22}hC6"M  グリッサンドの例

トリルをもっと簡単に記述するには「{t }」+音長と記述します。

SAMPLE:M"{tCC#}{tDD#}h{tEE#}w"M トリルの例
SAMPLE:M"{tC}{tD}h{tE}w"M 一音だけでもOK(トレモロ)。逆に三音以上あってもかまいません。

四分音符一音の長さが12になるように自動的に繰り返し回数が計算されます。
(たとえば {tCD} は {(CD)4}、{tCD}h は {(CD)8}h となります。
トリルの速さを調整するにはtのあとに数値指定してください。
12よりも小さくすれば細かく、大きくすればゆるやかになります。

SAMPLE:M"{t6CC#}{t6DD#}h{t6EE#}w"M 細かいトリル
SAMPLE:M"{t24CC#}{t24DD#}h{t24EE#}w"M ゆるやかなトリル

また、単に「{}」と記述した場合は、直前の連符をコピーします。
{}+音長」と記述すると、直前の連符の内容をコピーして音長だけを変更することもできます。
SAMPLE:M"{CDE}h C {} C {}q C {}w"M

 連符には音長、発音開始位置、発音終了位置の3つの指定ができます。
すべて指定すると「{ }w,10.10」のようになります。
音長、発音開始位置、発音終了位置については、{ }内の音符にこれらの指定がない場合にのみ適用されます。
例:{C D E.10 F G,20},5.5
⇒ {C,5.5 D,5.5 E,5.10 F,5.5 G,20.5}


調号

楽譜から入力する場合などは、調号を指定しておくと入力が楽になります。
調号を指定するには、「K[C#F#]」のように#をつける音階を指定する方法、「K2」のようにシャープの数を指定する方法、「Kdj」「ニ長調」のように名前で指定する方法があります。
使いやすい方法を選択してください。
なお、一時的に調号を無視したい場合は、音符に「n」(ナチュラル)をつけます。
SAMPLE:M"K2 DEFGAB<CD"M  … M"ニ長調 DEFGAB<CD"M や、M"Kdj DEFGAB<CD"M や、M"K[CsFs] DEFGAB<CD"M などの記述でもかまいません。

調号音階指定数指定名前指定日本語指定
KK0Kcj
Kan
ハ長調
イ短調
K[Fs]K1Kgj
Ken
ト長調
ホ短調
K[FsCs]K2Kdj
Kbn
ニ長調
ロ短調
K[FsCsGs]K3Kaj
Kfsn
イ長調
嬰ヘ短調
K[FsCsGsDs]K4Kej
Kcsn
ホ長調
嬰ハ短調
K[FsCsGsDsAs]K5Kbj
Kgsn
ロ長調
嬰ト短調
K[FsCsGsDsAsEs]K6Kfsj
Kdsn
嬰ヘ長調
嬰ニ短調
K[FsCsGsDsAsEsBs]K7Kcsj
Kasn
嬰ハ長調
嬰イ短調
K[Bf]K-1Kfj
Kdn
ヘ長調
ニ短調
K[BfEf]K-2Kbfj
Kgn
変ロ長調
ト短調
K[BfEfAf]K-3Kefj
Kcn
変ホ長調
ハ短調
K[BfEfAfDf]K-4Kafj
Kfn
変イ長調
ヘ短調
K[BfEfAfDfGf]K-5Kdfj
Kbfn
変ニ長調
変ロ短調
K[BfEfAfDfGfCf]K-6Kgfj
Kefn
変ト長調
変ホ短調
K[BfEfAfDfGfCfFf]K-7Kcfj
Kafn
変ハ長調
変イ短調

テンポ・アッツェレランド・リタルダンド

テンポは「T」+数値で指定します。
途中でテンポをかえることもできます。
省略するとテンポは120(一分間に四分音符が120回の速さ)になります。

SAMPLE:M"DFGhGAsAFAsC6Ash T240 AhGAGhFhDw"M

テンポに音符の場合と同じように「長さ」を指定すると、「遅延効果」が起こります。
現在のテンポから指定したテンポまで、その長さの間になめらかに変化します。
これを利用してアッツェレランド(だんだん速く)リタルダンド(だんだん遅く)を表現することができます。
なお、長さ指定には音符同様、「w」などの略字を使うこともできます。

SAMPLE:M"DFGhGAsAFAsC6Ash T240-960 AhGAGhFhDw"Mアッツェレランド(だんだん速く)
SAMPLE:M"DFGhGAsAFAsC6Ash T60-960 AhGAGhFhDw"Mリタルダンド(だんだん遅く)


ボリューム

「V」+強弱記号または「V」+数値の形式で音量を指定できます。
数値指定の場合は1〜127の範囲で指定します。
(なお、一般的なMIDIの説明書ではボリュームではなくベロシティと表現されているパラメータです)

SAMPLE:M"DFGhGAsAFAsC6Ash Vfff AhGAGhFhDw"M
強弱記号読み方意味音量
fffフォルティッシシモできるだけ強く127
ffフォルティッシモごく強く112
fフォルテ強く96
mfメゾ・フォルテやや強く80
m
(初期値)64
mpメゾ・ピアノやや弱く48
pピアノ弱く24
ppピアニッシモごく弱く12
pppピアニッシシモできるだけ弱く1

エクスプレッション・クレッシェンド・デクレッシェンド

「X」+0〜127の数値の形式でエクスプレッション(チャンネルの音量)を指定できます。
上記ボリュームは音符ごとの音量を設定するのに対し、エクスプレッションはチャンネル全体の音量を変化させます。
初期値は127となっています。
上記ボリュームとの最大の違いは、音符同様の「長さ」指定をすることによって「遅延効果」が起こる点にあります。
現在のエクスプレッションから指定したエクスプレッションまで、その長さの間になめらかに変化します。
これを利用してクレッシェンド(だんだん強く)デクレッシェンド(だんだん弱く)を表現することができます。
なお、長さ指定には音符同様、「w」などの略字を使うこともできます。

SAMPLE:M"Vfff X0 X127-2304 DFGhGAsAFAsC6Ash AhGAGhFhDw"M クレッシェンド
SAMPLE:M"Vfff X127 X0-2304 DFGhGAsAFAsC6Ash AhGAGhFhDw"M デクレッシェンド

ピッチ・ポルタメント

「W」+0〜8191の数値または「Wm」+0〜8192の数値の形式でピッチ(チャンネルの音程)を指定できます。
「W」の場合は音程があがり、「Wm」の場合は音程が下がります。
最大値の場合、+−1オクターブまで変化させることができます。
ピッチに音符の場合と同じように「長さ」を指定すると、「遅延効果」が起こります。
現在のピッチから指定したピッチまで、その長さの間になめらかに変化します。
これを利用してポルタメント(ピッチベンド)を表現することができます。
なお、長さ指定には音符同様、「w」などの略字を使うこともできます。

SAMPLE:M"Vff P100 (W2048w Cw W0w Cw)"M

リピート

繰り返し演奏させたい場合は楽譜テキストの最初に「r」を追加します。

SAMPLE:M"r DFGhGAsAFAsC6AshAhGAGhFhDw"M

空白・注釈

楽譜テキスト中の空白(半角または全角)は無視されます。
楽譜テキストを見やすくするために適度に空白を入れることをお勧めします。
また、「|」を区切り線として使うと楽譜テキストが見やすくなります。
ただし、「|」を二つ続けて「||」と記述してしまうと、これは「進行時間リセット」のコマンドになってしまうので注意してください。
また、楽譜テキスト中で「/」から「/」で囲まれた部分は注釈扱いとなり無視されます。
定義されていない文字等も無視されます。

SAMPLE:M"DFGh /みやすく区切ったり/ GA#AF|A#C6A#h /説明を書いたり/ AhGA|GhFh|Dw"M

楽器

また「P」+楽器ナンバーの形式で楽器を指定できます。

途中で楽器をかえることもできます。
省略すると楽器ナンバー0「Acoustic Grand」を指定したことになります。

SAMPLE:M"DFGhGAsAFAsC6Ash P100 AhGAGhFhDw"M

楽器ナンバー
0:Acoustic Grand
0.8:Acoustic Grand w
0.16:Acoustic Grand d
1:Bright Acoustic
1.8:Bright Acoustic w
2:Electric Grand
2.8:Electric Grand w
3:Honky-Tonk
3.8:Honky-Tonk w
4:Electric Piano 1
4.8:Detuned EP 1
4.16:E.Piano 1v
4.24:60's E.Piano
5:Electric Piano 2
5.8:Detuned EP 2
5.16:E.Piano 2v
6:Harpsichord
6.8:Coupled Hps.
6.16:Harpsi.w
6.24:Harpsi.o
7:Clav

8:Celesta
9:Glockenspiel
10:Music Box
11:Vibraphone
11.8:Vib.w
12:Marimba
12.8:Marimba w
13:Xylophone
14:Tubular Bells
14.8:Church Bell
14.9:Carillon
15:Dulcimer

16:Drawbar Organ
16.8:Detuned Or.1
16.16:60's Organ 1
16.32:Organ 4
17:Percussive Organ
17.8:Detuned Or.2
17.32:Organ 5
18:Rock Organ
19:Church Organ
19.8:Church Org.2
19.16:Church Org.3
20:Reed Organ
21:Accordion Fr
21.8:Accordion It
22:Harmonica
23:Tango Accordion

24:Acoustic Guitar(nylon)
24.8:Ukulele
24.16:Nylon Gt.o
24.32:Nylon Gt.2
25:Acoustic Guitar(steel)
25.8:12-str.Gt
25.16:Mandolin
26:Electric Guitar(jazz)
26.8:Hawaiian Gt.
27:Electric Guitar(clean)
27.8:Chorus Gt.
28:Electric Guitar(muted)
28.8:Funk Gt.
28.16:Funk Gt.2
29:Overdriven Guitar
30:Distortion Guitar
30.8:Feedback Gt.
31:Guitar Harmonics
31.8:Gt.Feedback
32:Acoustic Bass
33:Electric Bass(finger)
34:Electric Bass(pick)
35:Fretless Bass
36:Slap Bass 1
37:Slap Bass 2
38:Synth Bass 1
38.1:SynthBass101
38.8:Synth Bass 3
39:Synth Bass 2
39.8:Synth Bass 4
39.16:Rubber Bass

40:Violin
40.8:Slow Violin
41:Viola
42:Cello
43:Contrabass
44:Tremolo Strings
45:Orchestral Strings
46:Orchestral Strings
47:Timpani

48:String Ensemble 1
48.8:Orchestra
49:String Ensemble 2
50:SynthStrings 1
50.8:Syn.Strings3
51:SynthStrings 2
52:Choir Aahs
52.32:Choir Aahs 2
53:Voice Oohs
54:Synth Voice
55:Orchestra Hit

56:Trumpet
57:Trombone
57.1:Trombone 2
58:Tuba
59:Muted Trumpet
60:French Horn
60.1:Fr.Horn 2
61:Brass Section
61.8:Brass 2
62:SynthBrass 1
62.8:Synth Brass3
62.16:AnalogBrass1
63:SynthBrass 2
63.8:Synth Brass4
63.16:AnalogBrass2
64:Soprano Sax
65:Alto Sax
66:Tenor Sax
67:Baritone Sax
68:Oboe
69:English Horn
70:Bassoon
71:Clarinet

72:Piccolo
73:Flute
74:Recorder
75:Pan Flute
76:Blown Bottle
77:Skakuhachi
78:Whistle
79:Ocarina

80:Lead 1 (square)
80.1:Square
80.8:Sine Wave
81:Lead 2 (sawtooth)
81.1:Saw
81.8:Doctor Solo
82:Lead 3 (calliope)
83:Lead 4 (chiff)
84:Lead 5 (charang)
85:Lead 6 (voice)
86:Lead 7 (fifths)
87:Lead 8 (bass+lead)

88:Pad 1 (new age)
89:Pad 2 (warm)
90:Pad 3 (polysynth)
91:Pad 4 (choir)
92:Pad 5 (bowed)
93:Pad 6 (metallic)
94:Pad 7 (halo)
95:Pad 8 (sweep)
96:FX 1 (rain)
97:FX 2 (soundtrack)
98:FX 3 (crystal)
98.1:Syn Mallet
99:FX 4 (atmosphere)
100:FX 5 (brightness)
101:FX 6 (goblins)
102:FX 7 (echoes)
102.1:Echo Bell
102.2:Echo Pan
103:FX 8 (sci-fi)

104:Sitar
104.1:Sitar 2
105:Banjo
106:Shamisen
107:Koto
107.8:Taisho Koto
108:Kalimba
109:Bagpipe
110:Fiddle
111:Shanai

112:Tinkle Bell
113:Agogo
114:Steel Drums
115:Woodblock
115.8:Castanets
116:Taiko Drum
116.8:Concert BD
117:Melodic Tom
117.8:Melo. Tom 2
118:Synth Drum
118.8:808 Tom
118.9:Elec Perc.
119:Reverse Cymbal

120:Guitar Fret Noise
120.1:Gt.Cut Noise
120.2:String Slap
121:Breath Noise
121.1:Fl.Key Click
122:Seashore
122.1:Rain
122.2:Thunder
122.3:Wind
122.4:Stream
122.5:Bubble

123:Bird Tweet
123.1:Dog
123.2:Horse-Gallop
123.3:Bird 2
124:Telephone Ring
124.1:Telephone 2
124.2:DoorCreaking
124.3:Door
124.4:Scratch
124.5:Windchime

125:Helicopter
125.1:Car-Engine
125.2:Car-Stop
125.3:Car-Pass
125.4:Car-Crash
125.5:Siren
125.6:Train
125.7:Jetplane
125.8:Starship
125.9:Burst Noise

126:Applause
126.1:Laughing
126.2:Screaming
126.3:Punch
126.4:Heart Beat
126.5:Footsteps
127:Gunshot
127.1:Machine Gun
127.2:Lasergun
127.3:Explosion

和音・コード

和音(ドミソなど)を鳴らすには、「@[ ]+音長」で同時に鳴らしたい音を囲みます。

SAMPLE:M"@[CEG]w@[CEfG]w"M

単に「@」と記述した場合は直前の和音をコピーします。

SAMPLE:M"(DseCseFs4@[As4Fs];@)3Ds4@Cs4@[B4F]@(DseCseCs4@;@)3Ds4@Fs4@[As4Fs]@

メジャー、マイナーなど主なコード(和音)は略字が設定されており、それぞれの音に下のコード表の略字を最後に付加するだけで簡単に鳴らすことができます。

SAMPLE:M"C*C*C*C* C*mC*mC*mC*m"M
(M"@[CEG]@@@ @[CEfG]@@@"M と同じ音)

また、コード名の最後に「1〜3」の数字を付加することにより、コードの第一転回〜第三転回を鳴らすことができます。

SAMPLE:
M"C*"メジャーコード … M"@[CEG]"MM"CSESG"Mと同じ音
M"C*1"Mメジャーコードの第一転回 … M"@[EGC6]"MM"ESGSC6"Mと同じ音
M"C*2"Mメジャーコードの第二転回 … M"@[GC6E6]"MM"GSC6SE6"Mと同じ音

@[ ]とコード名を併用することでナインスなどのテンションを表現することができます。
SAMPLE:M"C* R @[C*A] R @[C*AB]"M これはM"@[CEG] R @[CEGA] R @[CEGAB]"Mと同じ意味になります。

@[ ]内の音に音長を設定した場合、それは発音音長を指定したことになります。
設定しなければ和音の音長がそのまま発音音長となります。

SAMPLE:M"P30 @[C-80E-96G-110]R@"M 一音ずつ発音音長を変えることもできます。

和音の後ろに「!」+数字を付加すると発音開始位置が少しずつずれてアルペジオになります。
数字にはマイナスの数値も指定できます。その場合、発音開始位置のずれ方が逆になります。

SAMPLE:M"@[CEG]@@@/普通/ @[CEG]!10@@@/10ずつ遅れる/ @[CEG]!-10@@@/10ずつ遅れる順番が逆になる/ @[CEG]!10@!-10@!10@!-10/ギターでアップストロークとダウンストロークを交互にする感じ/"M
SAMPLE:M"@[CEG]!10"M これは M"@[CE,10G,20]"M と同じ音となります。

 和音には音長、発音開始位置、発音終了位置、アルペジオの4つの指定ができます。
すべて指定すると「@[ ]w,10.10!10」のようになります。
音長、発音開始位置、発音終了位置については、[ ]内の音符にこれらの指定がない場合にのみ適用されます。
例:@[C D E.10 F G,20],5.5
⇒ @[C,5.5 D,5.5 E,5.10 F,5.5 G,20.5]


コード表


3和音 メジャー系

略字 読み方 構成音(Cを基本) 一般的な表記 第一転回 第二転回
* (メジャー) C E G C、Cmaj *1 *2
*aug オーグメント C E G♯ Caug、C+、C(#5)、C+5 など *aug1 *aug2
*b5 フラットファイブ C E G♭ C(b5)、C−、C(-5) など *b51 *b52
*sus4 サス・フォー C F G Csus4、C4 *sus41 *sus42

3和音 マイナー系

略字 読み方 構成音(Cを基本) 一般的な表記 第一転回 第二転回
*m マイナー C E♭ G Cm、C- *m1 *m2
*maug マイナー・オーグメント C  E♭ G♯ Cmaug、Cm+、Cm(#5)、Cm+5 など *maug1 *maug2
*mb5 マイナー・フラットファイブ C  E♭  G♭ Cm(b5)、Cm(-5) など *mb51 *mb52

4和音 6th、maj7thを加えたコード

略字 読み方 構成音(Cを基本) 一般的な表記 第一転回 第二転回 第三転回
*6 シックス C E G A C6 *61 *62 *63
*m6 マイナー・シックス C E♭ G A Cm6、C-6 *m61 *m62 *m63
*maj7 メジャーセブン C E G B Cmaj7、C△7 *maj71 *maj72 *maj73
*mmaj7 マイナー・メジャーセブン C E♭ G B Cm.maj7、C-△7 *mmaj71 *mmaj72 *mmaj73

4和音 7thを加えたコード

略字 読み方 構成音(Cを基本) 一般的な表記 第一転回 第二転回 第三転回
*7 セブン C E G B♭ C7 *71 *72 *73
*7aug セブン・オーグメント C E G♯ B♭ C7aug、C7+、C7(#5) *7aug1 *7aug2 *7aug3
*7b5 セブン・フラットファイブ C E G♭ B♭ C7(b5)、C7 -5 *7b51 *7b52 *7b53
*7sus4 セブン・サスフォー C F G B♭ C7 sus4、C74(4は7の上に書く) *7sus41 *7sus42 *7sus43
*m7 マイナー・セブン C E♭ G B♭ Cm7、C-7 *m71 *m72 *m73
*m7b5 マイナー・セブン・フラットファイブ C E♭ G♭ B♭ Cm7(b5)、C-7(b5)、Cφ *m7b51 *m7b52 *m7b53

diminish(ディミニッシュ)

略字 読み方 構成音(Cを基本) 一般的な表記 第一転回 第二転回 第三転回
*dim ディミニッシュ C E♭ G♭(F♯) B♭♭(A) Cdim、Cdim7、C *dim1 *dim2 *dim3

チャンネル

複数の楽器を同時にならしたい場合は複数のチャンネルを利用することができます。
それぞれのチャンネルを「+」でつなぐことで同時に演奏させることができます。
チャンネルは最大で15までです。
なお、テンポは全チャンネル共通ですが、楽器の設定や音量の設定はチャンネルごとに行う必要がありますので注意してください。

SAMPLE:M"Vff P50 C6hBeC6eD6 AhGh + P50 Vf C3w F3hE3h + C*C*C*C* F*F*E*mE*m"M

(高度な使い方)
チャンネルには0〜15の番号があり、初期チャンネルは0番になっています。
そのうち9番目がパーカッションチャンネルになっています。
(なぜ9番目なのかはわかりません。MIDIの仕様です)
単に「+」と記述した場合は、現在のチャンネルに1足したチャンネルに移動します。
(現在のチャンネルが8だった場合には10に移動します)
「+」+チャンネル番号の形式で指定することで、指定したチャンネルへ飛ぶこともできます。
これを利用することで、曲を小節単位で入力したりすることができるようになります。
使い方の例
メロディ1とコード1を2回くりかえした後にメロディ2とコード2へ移る場合
( +0 メロディ1 +1 コード1 )2 +0 メロディ2 +1 コード2

進行時間リセット

||」と記述することで、全チャンネルの進行時間を現在の時間に統一し、チャンネルを0に戻します。
使い方の例
イントロ || メロディ1 + コード1 || メロディ2 + コード2
SAMPLE:M"CDCD||EFEF + CDCD||GAGA + EFEF + CDCD"M

パーカッション

通常のチャンネルとは別にパーカッション専用チャンネルがあります。
+p」の記述からはじめるチャンネルはパーカッション専用になります。
パーカッション専用チャンネルでは、Ds2からE7の音階に対応した楽器が演奏されます。
楽器選択略字「P」は、パーカッションチャンネルではドラムセットの変更を意味します。 ドラムセットは下の表の9種類あります。

※ QuickTimeでは「P56:SFX」は「P48:ORCHESTRA」の音になってしまうようです。

SAMPLE:M"T240 CdqCe FdqFeFdqFeFdqFeEdqFeGhRhRh +p (Rh)6(Ds3h)"M

ドラムセット P0:STANDARD P8:ROOM P16:POWER P24:ELECTRONIC P25:TR-808 P32:JAZZ P40:BRUSH P48:ORCHESTRA P56:SFX
Ds2 High Q High Q High Q High Q High Q High Q High Q Closed Hi Hat -
E2 Slap Slap Slap Slap Slap Slap Slap Pedal Hi Hat -
F2 Scratch Push Scratch Push Scratch Push Scratch Push Scratch Push Scratch Push Scratch Push Open Hi Hat -
Fs2 Scratch Pull Scratch Pull Scratch Pull Scratch Pull Scratch Pull Scratch Pull Scratch Pull Ride Cymbal -
G2 Sticks Sticks Sticks Sticks Sticks Sticks Sticks Sticks -
Gs2 Square Click Square Click Square Click Square Click Square Click Square Click Square Click Square Click -
A2 Metronome Click Metronome Click Metronome Click Metronome Click Metronome Click Metronome Click Metronome Click Metronome Click -
As2 Metronome Bell Metronome Bell Metronome Bell Metronome Bell Metronome Bell Metronome Bell Metronome Bell Metronome Bell -
B2 Kick Drum 2 Kick Drum 2 Kick Drum 2 Kick Drum 2 Kick Drum 2 Jazz BD2 Jazz BD2 Concert BD2 -
C3 Kick Drum 1 Kick Drum 1 MONDO Kick Elec BD 808 Bass Drum Jazz BD1 Jazz BD1 Concert BD1 -
Cs3 Side Stick Side Stick Side Stick Side Stick 808 Rim Shot Side Stick Side Stick Side Stick -
D3 Snare Drum 1 Snare Drum 1 Gated SD Elec SD 808 Snare Drum Snare Drum 1 Brush Tap Concert SD -
Ds3 Hand Clap Hand Clap Hand Clap Hand Clap Hand Clap Hand Clap Brush Slap Castanets High Q
E3 Snare Drum 2 Snare Drum 2 Snare Drum 2 Gated SD Snare Drum 2 Snare Drum 2 Brush Swirl Concert SD Slap
F3 Low Tom 2 Room Low Tom 2 Room Low Tom 2 Elec Low Tom 2 808 Low Tom 2 Low Tom 2 Low Tom 2 Timpani F Scratch Push
Fs3 Closed Hi Hat Closed Hi Hat Closed Hi Hat Closed Hi Hat 808 CHH Closed Hi Hat Closed Hi Hat Timpani F# Scratch Pull
G3 Low Tom 1 Room Low Tom 1 Room Low Tom 1 Elec Low Tom 1 808 Low Tom 1 Low Tom 1 Low Tom 1 Timpani G Sticks
Gs3 Pedal Hi Hat Pedal Hi Hat Pedal Hi Hat Pedal Hi Hat 808 CHH Pedal Hi Hat Pedal Hi Hat Timpani G# Square Click
A3 Mid Tom 2 Room Mid Tom 2 Room Mid Tom 2 Elec Mid Tom 2 808 Mid Tom 2 Mid Tom 2 Mid Tom 2 Timpani A Metronome Click
As3 Open Hi Hat Open Hi Hat Open Hi Hat Open Hi Hat 808 OHH Open Hi Hat Open Hi Hat Timpani A# Metronome Bell
B3 Mid Tom 1 Room Mid Tom 1 Room Mid Tom 1 Elec Mid Tom 1 808 Mid Tom 1 Mid Tom 1 Mid Tom 1 Timpani B Guitar Sliding Finger
C4 High Tom 2 Room Hi Tom 2 Room Hi Tom 2 Elec Hi Tom 2 808 Hi Tom 2 High Tom 2 High Tom 2 Timpani c Guitar Cutting Noise (DOWN)
Cs4 Crash Cymbal 1 Crash Cymbal 1 Crash Cymbal 1 Crash Cymbal 1 808 Cymbal Crash Cymbal 1 Crash Cymbal 1 Timpani c# Guitar Cutting Noise (UP)
D4 High Tom 1 Room Hi Tom 1 Room Hi Tom 1 Elec Hi Tom 1 808 Hi Tom 1 High Tom 1 High Tom 1 Timpani d String Slap of Double Bass
Ds4 Ride Cymbal 1 Ride Cymbal 1 Ride Cymbal 1 Ride Cymbal 1 Ride Cymbal 1 Ride Cymbal 1 Ride Cymbal 1 Timpani d# Fl.Key Click
E4 Chinese Cymbal Chinese Cymbal Chinese Cymbal Reverse Cymbal Chinese Cymbal Chinese Cymbal Chinese Cymbal Timpani e Laughing
F4 Ride Bell Ride Bell Ride Bell Ride Bell Ride Bell Ride Bell Ride Bell Timpani f Screaming
Fs4 Tambourine Tambourine Tambourine Tambourine Tambourine Tambourine Tambourine Tambourine Punch
G4 Splash Cymbal Splash Cymbal Splash Cymbal Splash Cymbal Splash Cymbal Splash Cymbal Splash Cymbal Splash Cymbal Heart Beat
Gs4 Cowbell Cowbell Cowbell Cowbell 808 Cowbell Cowbell Cowbell Cowbell Footsteps1
A4 Crash Cymbal 2 Crash Cymbal 2 Crash Cymbal 2 Crash Cymbal 2 Crash Cymbal 2 Crash Cymbal 2 Crash Cymbal 2 Concert Cymbal 2 Footsteps2
As4 Vibra Slap Vibra Slap Vibra Slap Vibra Slap Vibra Slap Vibra Slap Vibra Slap Vibra Slap Applause
B4 Ride Cymbal 2 Ride Cymbal 2 Ride Cymbal 2 Ride Cymbal 2 Ride Cymbal 2 Ride Cymbal 2 Ride Cymbal 2 Concert Cymbal 1 Door Creaking
C5 Hi Bongo Hi Bongo Hi Bongo Hi Bongo Hi Bongo Hi Bongo Hi Bongo Hi Bongo Door
Cs5 Low Bongo Low Bongo Low Bongo Low Bongo Low Bongo Low Bongo Low Bongo Low Bongo Scratch
D5 Mute Hi Conga Mute Hi Conga Mute Hi Conga Mute Hi Conga 808 High Conga Mute Hi Conga Mute Hi Conga Mute Hi Conga Windchime
Ds5 Open Hi Conga Open Hi Conga Open Hi Conga Open Hi Conga 808 Mid Conga Open Hi Conga Open Hi Conga Open Hi Conga Car-Engine
E5 Low Conga Low Conga Low Conga Low Conga 808 Low Conga Low Conga Low Conga Low Conga Car-Stop
F5 High Timbale High Timbale High Timbale High Timbale High Timbale High Timbale High Timbale High Timbale Car-Pass
Fs5 Low Timbale Low Timbale Low Timbale Low Timbale Low Timbale Low Timbale Low Timbale Low Timbale Car-Crash
G5 High Agogo High Agogo High Agogo High Agogo High Agogo High Agogo High Agogo High Agogo Siren
Gs5 Low Agogo Low Agogo Low Agogo Low Agogo Low Agogo Low Agogo Low Agogo Low Agogo Train
A5 Cabasa Cabasa Cabasa Cabasa Cabasa Cabasa Cabasa Cabasa Jetplane
As5 Maracas Maracas Maracas Maracas 808 Maracas Maracas Maracas Maracas Helicopter
B5 Short Hi Whistle Short Hi Whistle Short Hi Whistle Short Hi Whistle Short Hi Whistle Short Hi Whistle Short Hi Whistle Short Hi Whistle Starship
C6 Long Low Whistle Long Low Whistle Long Low Whistle Long Low Whistle Long Low Whistle Long Low Whistle Long Low Whistle Long Low Whistle Gun Shot
Cs6 Short Guiro Short Guiro Short Guiro Short Guiro Short Guiro Short Guiro Short Guiro Short Guiro Machine Gun
D6 Long Guiro Long Guiro Long Guiro Long Guiro Long Guiro Long Guiro Long Guiro Long Guiro Lasergun
Ds6 Claves Claves Claves Claves 808 Claves Claves Claves Claves Explosion
E6 Hi Wood Block Hi Wood Block Hi Wood Block Hi Wood Block Hi Wood Block Hi Wood Block Hi Wood Block Hi Wood Block Dog
F6 Low Wood Block Low Wood Block Low Wood Block Low Wood Block Low Wood Block Low Wood Block Low Wood Block Low Wood Block Horse-Gallop
Fs6 Mute Cuica Mute Cuica Mute Cuica Mute Cuica Mute Cuica Mute Cuica Mute Cuica Mute Cuica Birds
G6 Open Cuica Open Cuica Open Cuica Open Cuica Open Cuica Open Cuica Open Cuica Open Cuica Rain
Gs6 Mute Triangle Mute Triangle Mute Triangle Mute Triangle Mute Triangle Mute Triangle Mute Triangle Mute Triangle Thunder
A6 Open Triangle Open Triangle Open Triangle Open Triangle Open Triangle Open Triangle Open Triangle Open Triangle Wind
As6 Shaker Shaker Shaker Shaker Shaker Shaker Shaker Shaker Seashore
B6 Jingle Bell Jingle Bell Jingle Bell Jingle Bell Jingle Bell Jingle Bell Jingle Bell Jingle Bell Stream
C7 Bell Tree Bell Tree Bell Tree Bell Tree Bell Tree Bell Tree Bell Tree Bell Tree Bubble
Cs7 Castanets Castanets Castanets Castanets Castanets Castanets Castanets Castanets -
D7 Mute Surdo Mute Surdo Mute Surdo Mute Surdo Mute Surdo Mute Surdo Mute Surdo Mute Surdo -
Ds7 Open Surdo Open Surdo Open Surdo Open Surdo Open Surdo Open Surdo Open Surdo Open Surdo -
E7 - - - - - - - Applause -

パーカッションの日本語入力

どかどかちぱちぱといった全角文字でパーカッションを入力することができます。
入力可能な全角文字は次の表のとおりです。
入力文字
変換される略字 C3 D3 Fs3 Gs3 As3 Cs4 E6 F6

SAMPLE:M"T240 +p どどどつちぱちぱ"M

戻る

「S」+長さで楽譜上を「戻る」ことができます。わかりにくいと思いますが、演奏が戻るわけではなく、楽譜の書き込み先が戻るということです。
戻る長さの指定方法は音符の長さの指定方法と同じです。
なんのために戻るかというと、たとえばひとつのチャンネルで、和音略字のない音を同時にならしたい場合などに使います。

SAMPLE:M"T30 P100 C Sdde E Sdde G"M このサンプルは3つの音を少しずつずらして同時に鳴らしています。

SAMPLE:M"CSESG" このサンプルはM"C*"Mと同じ音ですが、和音の略字のない音の組み合わせでも自由にできます。

SAMPLE:M":$a=GFEhDeEeFeDeCh: $a SSShSeSeSeSeSh U4 $a"M このサンプルでは「上下」「変数」とくみあわせて、三度和音でメロディーを流しています。

上下

「U」+数字を使用すると、それ以降の楽譜テキストが自動的に「指定した数 x 半音」あがります。
下げたい場合はマイナスの数字を指定します。
数字を省略すると0を指定したことになります(元の高さに戻ります)。
変数と組み合わせて、楽譜テキストを短くするためなどに使います。

SAMPLE:M"/teigi/ :$a=CDEFG: /start/ T240 $a U1 $a U2 $a U1 $a U $a U-1 $a U-2 $a U-1 $a U $a"M

指定には絶対指定と相対指定の二種類があります。
上記の指定方法が絶対指定で、相対指定は「Ur」+数字を使用します。
なお、オクターブあげたいときは「<」、オクターブさげたいときは「>」を使います。
(それぞれ「Ur12」「Ur-12」と同じ意味になります)
ループとくみあわせてだんだん高くなるメロディーなどを表現することができます。

SAMPLE:M"/teigi/ :$a=CDEFG: /start/ T240 ($a Ur1)5 U ($a Ur-1)5"M

SAMPLE:M"T240 CDEFGAB<CDEFGAB<C>BAGFEDC>BAGFEDC"M

パンポット

「N」+数値でパンポット(音の出る位置)を指定できます。
中央が64で、0が一番左、127が一番右になります。
パンポットに音符の場合と同じように「長さ」を指定すると、「遅延効果」が起こります。
現在のパンポットから指定したパンポットまで、その長さの間になめらかに変化します。
なお、長さ指定には音符同様、「w」などの略字を使うこともできます。

SAMPLE:M"P125 Vff N0 N127-1000 C-1000"Mヘリの音が左から右へ移動します。


コントロール・チェンジ

「Yd」+0〜127の数字(コントローラー)+「-」+0〜127の数字(値)または「Y」+十六進数二桁(コントローラー)+十六進数二桁(値)の形式でコントロールチェンジを操作することができます。コントロールチェンジの効果は音源によって異なる場合があり注意が必要です。
なお、「Yd」+0〜127の数字(コントローラー1)+「-」+0〜127の数字(値1)+0〜127の数字(コントローラー2)+「-」+0〜127の数字(値2)+0〜127の数字(コントローラー3)+「-」+0〜127の数字(値3)または「Y」+十六進数二桁(コントローラー1)+十六進数二桁(値1)+十六進数二桁(コントローラー2)+十六進数二桁(値2)+十六進数二桁(コントローラー3)+十六進数二桁(値3)のように、複数のコントロールチェンジを一度に設定することも可能です。

SAMPLE:M"P40VffCw Yd1-127 Cw"M コントローラーNo.1に値を設定するとビブラート。コントロールチェンジを十六進数で記述する場合はM"P40VffCw Y017f Cw"M(16進数を使用する場合、a〜fは必ず小文字を使用してください。)

SAMPLE:M"T200P40VffCDEFGABC6 Yd64-64 CDEFGABC6"M コントローラーNo.64に64を設定するとホールド1(ピアノのダンパーにあたる)。コントロールチェンジを十六進数で記述する場合はM"T200P40VffCDEFGABC6 Y4040 CDEFGABC6"M

システム・エクスクルーシブ

「Q」+十六進数の形式でシステム・エクスクルーシブを送信することができます。十六進数のアルファベットは小文字を使用します。
たとえば、GSリセットの場合は「Qf04110421240007f0041f7」となります。
(なお、このテキスト作曲マシーンでは冒頭部にGSリセットがすでに埋め込まれていますので、改めてGSリセットを送信する必要はありません。)

基本オクターブ・音長・発音音長

「Z」の略字を使うことにより、楽譜テキストを短くしたり、簡単に入力したりできるようになります。使い方は二通りあります。
まず、「Z」+オクターブ+音長+発音開始位置+発音終了位置の形式でオクターブ・音長・発音開始位置・発音終了位置を省略時に適用する値を設定できます。
SAMPLE:M"CC Z4 CC Z6 CC Z5 CC"M
SAMPLE:M"CC Z6e CC Z5w C Ze CCCC Zi CCCCCCCC"M
SAMPLE:M"CC Z,10 CC Z,20 CC Z6i,4 CDEF"M
SAMPLE:M"CC Z.. CC Z.... CC Z6i.4 CDEF"M

単に「Z」のみ記述した場合、「オクターブ・音長・発音音長引継ぎモード」になり、オクターブや音長や発音音長を省略した場合は直前の音符(または休符「R」、戻る「S」)のオクターブ・音長を引き継ぐようになります。

SAMPLE:M"ZCC CeCCC CiCCCCCCCC C6q...C CeCCC Ci.0CCCCCCC"M

ループ

楽譜テキストが長くなりすぎる場合、ループを利用することで短くできる場合があります。
繰り返したい場所を「(  )繰り返す回数」で囲むことで、指定した回数分( )内を繰り返すことができます。
繰り返す回数は最大99回までです。
繰り返す回数を省略すると繰り返しません。(一見意味がないようですが、これは次に説明する省略記法のときに使えます)
何重ループでも可能ですが、あまりに長くなりすぎる場合は展開されないことがあります。

SAMPLE:M"T138 P56 (D6(D6te)3E6E6Fs6D6E6h)2"M
(このサンプルの場合、M"T138 P56 D6D6teD6teD6teE6E6Fs6D6E6hD6D6teD6teD6teE6E6Fs6D6E6h"Mに展開されます。)

なお、ループ中に「;」(セミコロン)の記号があると、最後のループ時にそこでループを抜けます。
音楽記号でいうところの「ループ1・ループ2」やコーダにあたります。

SAMPLE:M"(EdqDeCD EEEh ; DDDh EGGh)2DDEDCw"M

単に「()」と表記した場合、直前のループをコピーします。「()繰り返す回数」と表記すればコピーしたテキストを繰り返すこともできます。
同じようなテキストが短い間隔で何度も出てくるとき、変数よりも気軽に使うことができます。

SAMPLE:M"C(DE)FF()2GG()3"M …これはM"CDEFFDEDEGGDEDEDE"に展開されます。

SAMPLE:M"C(DE(FG)2 E ()) CD ()"M …これはM"CDEFGFG E FG CD DEFGFG E FG"に展開されます。

変数

同じ旋律が繰り返し現れる場合、変数を利用することで楽譜テキストを短くできる場合があります。
変数を定義する場合には「:$変数名=定義する楽譜テキスト:」の形式で行います。
変数名に使用できるのは、半角英小文字のみで、文字数には制限はありません。

SAMPLE:M"/定義/ :$main=CDEFEDChEFGAGFEh:/ 曲はここから /$main + Rw$main + RwRw$main"M

変数を定義するのは楽譜テキスト中のどこでもかまいません
変数に変数を代入することもできます。

SAMPLE:M"/定義/ :$a=CDEFEDCh: :$main=$aEFGAGFEh:/ 曲はここから /$main + Rw$main + RwRw$main"M

※ 変数にまぎらわしい名前を使用すると思わぬ動作をすることがあります。
他の変数名と一部が重複するような変数名は使わないでください。

SAMPLE:M":$abc=C: :$a=D: // $abc $a"M
この例では、$abcの$a部分が先に解釈されてしまい、「Dbc D」と展開されます(「ドレ」ではなく「レ♭レ」と解釈されます)。

範囲指定

ボリュームや楽器指定を一時的に変更したい場合、「[ ]」の記号で囲むことでその範囲だけに効果を与えることができます。
範囲指定が可能な略字は、「P」(楽器)、「T」(テンポ)、「X」(エクスプレッション)、「N」(パンポット)、「W」(ピッチ)、「Z」(環境設定)、「U、Ur、<、>」(上下)、「V」(ボリューム)です。
SAMPLE:M"Vm CC Vfff[CC]CC"M

範囲指定はネスト(入れ子構造)にすることができます。

SAMPLE:M"Vm[ C Vmf[ C Vf[ C Vff[ C Vfff[ C ]C]C]C]C]C"M

範囲指定には「[ ]」のほか「[[ ]]」や「[[[ ]]]」など、カッコの数を変えることで別々の範囲指定をすることができます。
別々の範囲指定を利用することで、入れ子構造でない範囲指定をすることができます。
カッコの数はいくつでもかまいません。

SAMPLE:M"CC Vff [ CC P100 [[ CC ] CC ]] CC"M これはM"CC Vff CC P100 CC Vm CC P0 CC"と同じ結果となります

楽譜サイトへのリンク集

自分で作曲は難しいという方は無料で利用できる楽譜サイトから楽譜を入手してみてはどうでしょうか。
いくつか紹介します。

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