尾崎豊の創作ノートに最後に記されていた詩

Say good-by to the sky way

空へ行けると思っていた
慰さめに こんな事 書いているんじゃない
闇に かくれた日常に
思い知らされる ひとつ ひとつは

全ての 純粋さを怒りや憎しみに変えた
君の悲しみなど 空に比べれば
僕の心は空に 広がり 溶けてゆく

Say good-by to the sky way
もう どこへ 行こうとかまわない
Say good-by to the sky way
ああ だから 僕は君の心など知らずにいた

理由も言葉もないままに
あなたが こぼしたその涙に人は
ただ たちつくすだけの 日常に
残した 思い出の ひとつひとつは

僕の心に まだ 悲しみの影を落す
そして 僕の前に 寝むる 君の幻を
偽る様にして 抱きしめ 信じてみる

Say good-by to the sky way
君の 幸せを 捜してみる今
Say good-by to the sky way
ああ だから 僕は君の暮しに触れたくはない

でも いつか 僕を求めるなら
その手を のばして 僕を振りかえらせておくれ

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